風邪の話 その1

風邪はふうじゃと書きます。

春夏秋冬それぞれの季節に吹く風が、寒湿暑燥の邪を運んできて季節の特徴的な症状を引き起こします。なかでも1年中でもっとも風の邪に当たりやすい季節が春です。

冬ではなく春なのです。

様々な病のほとんどは風邪の影響から起こります。

「風為百病之長」風邪は百病の長たり

ザックリ言えば病気は風邪から始まるよと言う意味です。

詳しく言えば、風(ふう)という現象(ビュービュー吹く風と同じようなものです)が自然界にある邪気を人体内に運び入れた時、風邪という言葉で表されます。風邪は体内で熱、湿、燥、寒といった外邪とともに体内に入り込み悪さをします。

例えば、風邪は、熱とともに肺に入り込み肺炎を引き起こし発熱します。それだけでなく、春の湿邪も一緒に取り込んで全身のだるさも引き起こします。熱は上に上にと上がっていきますから、上半身に熱が片寄り、頭痛、鼻炎症状も起こします。熱がこもった肺や気管支は身体の水分を乾かし,痰を発生させます。するとその痰を排斥しようとして咳が出るようになります。これが、単純な風邪のメカニズムです。

新型コロナウイルスは、これが特に肺の奥の方に作用し、間質性肺炎を起こすと言われています。今回の騒ぎ以前から間質性肺炎の6割は原因不明と言われており、ひょっとしたらわからなかっただけで、ずっと昔からあったのかも知れませんね。

さて、実際にはこればかりでなく、

頭痛、発熱、喉痛、鼻炎、寝違え、不眠、ギックリ腰、花粉症、下痢や胃腸病など浅いものだけでも、影響は数えきれません。深く入ってしまうと、蓄膿症、めまい、耳鳴、顔面麻痺、三叉神経痛、突発性難聴。 

最も深い病になると中風。つまり脳卒中や心筋梗塞ですね。

昔から木の芽時と言われるように病も、木の芽が芽吹くように表に出てきます。特に今の季節に突出して多いのは頭痛とめまいです。

陽気が良くなると人の身体も連動して温まりやすくなります。しかし、うまく全身が温まらずに上半身だけが温まり、下半身に冷えが残ることがあります。すると、相対的に下半身が冷えを感じて腰痛や坐骨神経痛、上半身に熱がこもり、頭痛、突発性難聴、めまい、花粉症が起こりやすくなります。

こういった症状は、意外かも知れませんが私たち経絡治療家にとって、かなり得意な分野です。

熱が出て、咳が止まらない、喉が痛むという急性のものだけじゃなく、中々風邪が抜けない、頭痛やめまい、耳鳴りという方にもかなり有効です。(病院に行くより効果が高いと自負しております)

薬を使わないので、ぶり返したりグズグズと長引いたりしないのが特にいいです。

今の時期に多い喉の痛み、鼻づまり、鼻水、頭痛、めまいなどには特に著効があります。

熱はないけれどなんか熱っぽい、だるい、熱があるという時には、風邪薬を飲むのとは違ってスッキリした感じになります。

そうです。花粉症にもかなりの効果が期待できます。花粉症の症状はアレルギー性という慢性疾患でありながら、季節性が高いので急性症的な経過をたどることがほとんどなので、かなり即効性が期待できます。治療直後には鼻がとおります。

 と。こんな内容を用意していたのですが、新型コロナウイルスの話題ですっかり行き場を失った花粉症についてのお話しを終わった頃に挙げるという間抜けな状況になってしまいました。

最後に、花粉症はじめ、これらの症状がある方はまずは半身浴を試してみて下さい。上半身はクールに、下半身を温かく、これで春の病は軽減できます。

風邪の話は,いろいろな病気と繋がってくるので、機会があればまた書いてみます。

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